ToMMo スーパーコンピューター
TOMMOすーぱーこんぴゅーたー
ToMMoスーパーコンピューターは計算ノードが800ノード,16,000CPUコアのCPUを有し,約18PBのLustre ファイルシステムで構築されたストレージで構成される.データはRAID6 で冗長記録されており,さらに一定期間の後に外部テープバックアップも作成されるなどデータの保全にも十分な配慮を行っている.ToMMo スーパーコンピューターシステムは,4つのユニットにより構成されている.ユニット1は,分譲・公開ユニット,ユニット2 は統合データベースユニット,ユニット3 と4 は,大規模ゲノムオミックス解析を行っている.それぞれのユニットは,そこに置くデータに応じたセキュリティレベルが設定されている.例えば,大規模ゲノム解析を行っているユニットは論理的な閉鎖ネットワークとして構築され,シンクライアントのみのアクセスで実施されるなどセキュリティに最大限の配慮をしている一方,分譲区画は遠隔セキュリティエリアからもVPN 回線でアクセス可能で,セキュリティにも配慮しつつ,利便性を確保し,データシェアリングの基盤として活用している.(実験医学増刊3517より)
ヒト疾患のデータベースとバイオバンク
情報をどう使い、どう活かすか?ゲノム医療をどう実現するか?
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです